「私にはゲームしかないから」
PUBGガールズバトル第1回・
第3回を制した大好きなにごんご選手がよく言っている言葉です。
PUBGという
FPSゲームが大好きで、
撃ち負けるのが続くとメソメソしだし、ドン勝(1位)
を取ったら全てがチャラになるぐらいわかりやすくご機嫌になる人
です。
あんなにゲームの中に喜怒哀楽が詰まってる人を私は他に知りませ
ん。
第3回のガールズバトルを約1ヵ月後に控えた頃、
彼女は大事なとこで撃ち負けると悩んでいました。
そこで始めたのが3時間で40キルするという配信でした。
最初は「いつも配信してる時間内に何キルできるのか」
からはじまり、少し上を目指そうと40キルになったのですが、
毎日続けていくうちに「今日は50キルできた」
みたいな日も出てきて、
みるみる成長していく彼女を見るのは本当に楽しかったです。
「できることは全部やって挑みたいねん」と言っていたその言葉どおりに毎日情熱を注ぎ、第3回ガールズバトルの当日を迎え、彼女はみごと女王の座を勝ち取りました。
勝ち取った瞬間、今までのことを全部思い出してしまって「おめでとう。よかったね。」と言いながら私も泣いてしまいました。
スポーツ観戦が趣味の私ですが、他の競技では選手が練習しているところを見る機会はほとんどありません。
eスポーツの良いところは、普段からお気に入りの選手の練習が見られることだと思っています。
少し脱線しましたが、なぜ今頃になってガールズバトルについて書こうと思ったかというと、私がゲーミングPCを買うきっかけになったのがこの試合で、文字に残しておきたいと思ったからです。
それまでネットとエクセルができればオッケーぐらいの気持ちで買ったノートPCで満足していたし、頑張る人を見るのが大好きな私にとって「見る専」は一緒に遊んだ気分にもなれるし、ちょうど良かったはずでした。
でも、にごんご選手のガールズバトルに向けた情熱や、彼女の周りに集まる人たちのPUBGに対してのひたむきな様子は、ものすごくキラキラして見えて羨ましかったんです。
ゲームは大好きだけど、センス0で時間を作るのが下手な私はそこにたどり着くのは厳しいと思う。でもにごんご選手が見ている景色を私も見てみたかった。
そこから先はもうなんの迷いもありませんでした。
パソコンが届き、PUBGを購入して、
少しだけト
レーニングモードに入り、
初めてのPC版PUBGの試合はにごんごさんが仲良しのかぼちゃ
びんさんと開催しているカスタムマッチでした。
安全地帯が遠くてろくに撃ち合いもせず、
マ
ラソンしてるだけで終わってしまったけれど、
風の音も足音も銃声もリロード音も、「生きてる」
って感じる世界でした。
私は試合を控えた彼女を「アスリート」だと認識してるので、
この場ではあえて「選手」とつけるけれど、にごんご選手、
私に新しい世界を見せてくれてありがとう。
彼女が見ている世界は私のそれとは全く違う景色かもしれないけれど、彼女が広げてくれた世界をこれからも大事にしたいと思います。